こんちわ！ムーです。
気がつけば暖かくなり、すっかり春ですね。
さて、
お前らぁ！"留年"って知ってるか？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
大学生が聞きたくない、目にも入れたくないという3単語(卒論、就活、留年)のうちの一つですね。
そんな恐ろしい状態に2月の初旬に陥りかけていました。
何故留年の危機に瀕したのかを説明するためには昨年度の9月まで時を遡ることになる。
~2022年9月~
大学四年生というこれからの人生を2分するような大事な時期に未だに僕はのほほんと毎日をソシャゲとTwitterという悪魔に脳味噌をしゃぶり尽くされていた。春頃に一応内定が決まっていたこともあり、あとはもう卒論を提出し、卒業するまで。
僕は、油断しきっていた。あの一通の書類が届くまでは。その名は
"単位不足通知書"
チビりそうになったね。書類の文字が赤いから🟥
税金未納の時かパチンコのチャンス表示の時しか出しちゃダメだろ赤文字は。
簡単にこの書類の説明をすると
「お前〜！？？今期中に後𓏸𓏸単位取らないと留年するけどいいんか〜？？？ほんとにいいんかー？」という学校からの最後の警告を込めた通告書である。
親に不審がられながらもその書類を読み進めているともう1つの恐怖に直面することになる。
愚か者代表キモ・オタクムー(牡22)
今期の履修登録を既に終了させていた……！！
学期ごとに最大で24〜28単位程履修登録できるのだがカスアホボケゴミ社会不適合者の僕はあろうことか「学生最後はほどほどに遊ぶべ〜！」と脳みそすっからかんのためゼミなどの必修教科を入れて8単位ほどしか履修登録の申請をしていなかったのである。
大学生4年間で卒業の際に必要な単位数は文系ならおおよそ124単位。
あろうことが駄馬の私は大学四年生の秋学期で約100単位しか取れていなかったのである‼️‼️‼️‼️‼️
なぜ4年間その単位取得スピードだったかというとこれにはここに書くのも恥ずかしい勘違いがあったためだ。
大学生を経験した皆さんは見たことは無いだろうか？
必修科目 18 ⬅️
選択科目 24⬅️この数字を見たことはあるでしょうか。そう。
恐るべきことに私は卒業のために必要な最低限の単位しか取っておらず、選択科目が24単位必要だとすれば24単位しか取っていなかったのである。普通の感性をしている人ならば多目に取っているにもかかわらず、なーんにも考えずに毎日をほげ〜っと生きている私は必要最低限の単位数で大学を卒業出来るものだと考えていたのである
ほんとにやらかした時ってカイジみたいに視界が歪むもんなんだね
兎にも角にも何とか124単位取りきらなければならない。そこで僕は学校の教務課に泣きつくのであった。
大学の教務課には僕は毎年学期が始まる際に大変お世話になっており、3年生になる直前にゼミ教室を決めるのを忘れていたことを電話で教えてくれたりと大変お世話になっていた。いつもギリギリの僕の大学生活を何とかしてくれるドラえもんのような懐深い存在である。
Chu♥️ADHDでごめん♥️いやほんとすみません…
教務課の教授の必死な頑張りによってなんとか希望履修単位である28単位を申請することができ、ほかの4年生が最後の学生生活をゆるりと楽しむ中、人間の尊厳をかけた学生生活最後の大追込みが始まる。
わかってんなら先行策して人生を安全運転しろよカス‼️
教務課に泣きついた結果、ほとんど毎日大学に通っていた僕であったが、この履修登録は失敗したことに気がつくのであった。
せ、専門外の授業を取ってしまっているっっ‼️
僕の専門は言語関係であり、文系の花形とも言える経済学や心理学などはてんでこの4年間ノータッチなのであった。ノータッチなのにも関わらず、教務課の先生と共に授業の名前だけで授業を取ってしまった結果、4単位分経済学の授業を取ってしまっていたのだ。
恐ろしいことに4単位落としてしまうと＝留年なのであった。
お間抜けすぎるだろ
(おまぬけオポーチュニアスって遊戯王カードあったような気がするなって検索してみたらおとぼけオポッサムだった)
当然ながら4年生が受けられるような経済学の授業なのでちょっと聞きかじっただけでは全くと言っていいほど理解が及ばない。というか数式が出てきた辺りで僕の低脳な脳みそは半分思考停止していたのであった。ﾜｧ~…
(当時ちいかわを読んでいると無能のちいかわとあの世界の中では絶対リボ払いするADHDであるハチワレを見て、勝手に自分に置き換えて苦しくなっていた)
そんな状態で授業を聞き、時には歳下の経済学部の子に頭を下げて教えて貰ったりなどしながらも必死に半年間を過ごした。
そんなこんなで期末テストがやってきた……
だが、間違って取ってしまった経済学の2教科のテストがどうやって採点したとしても両方60点以上にならないのである‼️
単位取得のために"最低限"必要な点数の割合は6割である。それは期末テストだけではなく、中間テストなども含めたものである。
ちなみに中間テストはわたくし、
48点と56点でございます‼️‼️
はわわわわわわわ……
抜き打ちだったとは言え低すぎだろ……
そんな期末テストが終わり、留年することを半分覚悟していた僕がやっていたことは
現実逃避であった
詳しく説明すると
金‼️
(日雇いバイト)
ギャンブル‼️
(パチンコ、競馬)
SEX‼️
(風俗)
日雇いバイトなどで肉体を酷使して金を得たりパチンコなどのギャンブルで多量の光や刺激を浴びて脳を誤魔化し、必死に自らに留年という危機が迫っていることを現実逃避していた。
風俗は現実逃避の結果自己嫌悪に陥り、自己肯定力が低くなっていたため金さえ払えばヨシヨシしてくれる人の温もりを求めた結果である。愚かとしか…言いようがない。
ちなみに僕が行った店は金太郎と言うお店である。僕と穴兄弟になりたい兄貴はぜひ大阪へ……
そんな破滅的な生活を送っていた中、大学から一通のメールが送られてくる。
内容としては今期の成績発表は2月の中旬だよ〜ということであった。
その際、僕は必死に現実逃避を継続しており、呑気に友達と焼肉を食べていた
この後、そんなメールが送られてきたもんだからもう大変である。肉の味は分からないし友達からは急に落ち着きが無くなったことを不審がられるし散々である。
家への帰り道の最中に耐えきれなくなり、友人らに「俺……もしかしたら留年するかもしれん……」と半泣きになりながら相談し、必死に神様にどうか私が留年しませんように！と酔っ払いながら願うのであった。
その際に神様に神頼みするならば複数個のゲッシュを行うことでその願いがより強固になるのではと考えたのである。
ゲッシュとは
fate stay nightのクーフーリンが自らに課していた物として知っている人もいるだろう。
簡単に言うと自らに複数個の制約をかけ、それを厳守することで神様からの祝福が得られるというものである。
酔いながらも天に住まうであろう神様に向かって必死に自分なりのゲッシュを唱える僕。その時の僕の必死さはクーフーリンすらも超えていただろう。
ゲッシュの内容は例えば
その①パチンコはもうやめます
その②貯金をします
その③車の免許を頑張って取ります
その④高校時代の体重まで痩せます……など
基本的に自分に甘すぎる性格なので大したことは言っていないが誰よりも真剣に考えて決意したのであった。
ここの留年という話題をブログに書いて世間の目に晒すことも実はゲッシュの一つである。
そんな情けない姿を友人と神に晒し、時は成績発表の前日へと移る。
全く眠れない
自分は神経が図太い方だと思っていたが、どうやら人並みらしく、不安で眠れないという事態に初めて陥ったのである。1時間ウトウトしては留年する夢を見て飛び起きるというのを繰り返し
朝の成績発表の時間である９時になるのであった。
恐る恐る学校のサイトにログインし、震える指で成績発表を開く僕。
すると……
126/124
夢かと思い、自分の頬をつねるなどするが痛い。これは、現実なのだ…
嬉しかった。もしかしたら自分の人生の中で最も嬉しかった瞬間かもしれない。大学に合格したことや膝を怪我したが部活の最後の大会に出れた嬉しさよりも留年を回避し、まともな人間でいられたことにとてつもない幸福を感じた。
僕は、生きていてもいいんだ‼️
私立文系にも関わらず留年しかかっていたけど、僕はここにいていいんだ‼️
自分が世界から祝福されていると感じた。何よりも人と同じスピードで将来へと進んでいけることが嬉しくてたまらなかった。今の子供達は昔みたいに線路に沿わない未来があって自由でいいなどという老害がいるが、線路に沿った人生でいいじゃないか。普通でいいじゃないか。普通のことすら僕は出来なかったかもしれないんだから。
おしまい。
ちなみに神様に誓ったゲッシュを守るために車の免許を取ろうとしたが、空いていた合宿先は合宿免許WAOだけであった。
WAOWAO‼️合宿免許WAO‼️
⬆️合宿免許WAOの宣伝隊長になったサイレンススズカ
ほんとにおしまい。
皆卒業おめでとう！
