思い出レイプ!!イキスギイレブン 第1章 アレスの天秤の裏技
こんちわ!ムーです。
14歳下のクソ可愛い従兄弟がいるのですが、4月から小学校に進学するという事実に戦慄して白目を剥いています。時の流れは残酷である。
さて皆さんはイナズマイレブンというゲーム&アニメ作品をご存知でしょうか。2008年に発売されたDSソフト、イナズマイレブン、2、3と10年以上に渡ってアニメ、ゲームなどの媒体で楽しまれてきた作品です。
もちろん僕もクソガキの頃は小学校、中学校でイナズマイレブンはとても流行っており、放課後みんなで必殺技の練習やサッカーなどを楽しんだものです。
そんな中、20歳になってしまった僕はある配信者のイナズマイレブンの実況プレイを見ていたことで再びイナズマイレブンにハマり、イナズマイレブンのフットボールフロンティア編と脅威の侵略者編をU-NEXTで見直していました。全65話という長い長編を見終わり、次は最終章である世界大会編見るかな……と考えていた僕にある情報が入ってきます。
イナズマイレブンの新アニメが2018年にやっていた!?
その名は"イナズマイレブン アレスの天秤"
本家イナズマイレブンのパラレルワールド展開のアニメらしく、フットボールフロンティア編で雷門中が優勝してから少し経っている世界線とのこと。
あれ……主人公円堂じゃないんだ……
この時感じた不安を信じて視聴を断念すれはこんな嫌な気持ちになることもなかっただろうに……
そんな不安を抱えながら見始めた僕、1話視聴後その不安は焦りへと変わる。
あれ……このアニメ登場人物紹介してくれねぇな……?
まさかの主人公の頭イガグリですら自己紹介をしてくれないのだ
大体のアニメで学園モノなら朝起きる所で
「遅刻遅刻〜!お母さん!なんで起こしてくれなかったの!?」と学校に遅刻して急いでいる最中に
(私○○○○!花咲く○○高校の1年生!趣味は○○で○○部!今日は始業式なんだけど早々に遅刻しちゃうなんて〜❗💦)ぐらい主人公が自己紹介するものである。
念の為先輩であるイナズマイレブン無印の1話を見直してみるとしっかりと豪炎寺に対して自己紹介&他の部員の顔を見て名前を呼ぶ&なぜサッカーをするのか&目標が全て描かれておりやはり完璧であった。
しかしアレスは1話内で何故か島国にいる主人公達がサッカーを奪われ廃部の危機に陥り、何故か主人公の母親が死去し、(主人公急に錯乱して涙を流し、僕困惑)急に雷門中へと行くことになり、何故かもう1人の主人公でありライバルでもある灰崎祥吾(こいつだけしっかり名前が出てきた)の強豪チームである星章学園と戦うことになる。
ここまで主人公の名前すら知らないまま試合が始まり点数を取り合っているのだ。
焦った僕はアレスの天秤公式サイトを閲覧したがメインキャラ3人しか載っていなかったためタカラトミーのイナズマイレブンライセンスという遊戯王のカードリストのようなものを閲覧し、ようやくチームメンバーの名前と顔を一致させることに成功する。
特にこの壁山モドキは皆から作中でゴーレムと呼ばれていたのでこいつゴーレムって名前なんか〜珍しい名前なんだな〜肌黒いし外国人選手か?と僕は勘違いしていた。(池沼)
話しておくが島国からやってきた新生雷門中のメンバーは逆立ちして見ても魅力は皆無&空気である。良い所は声優ぐらいだろうか。
可愛くねぇ……なんだコイツは……チェブラーシカか……?
チェブラーシカ可愛いから失礼だな……
まさかのイナイレGOにもっとチェブラーシカしたキャラクターいるんかい……流行ってんのチェブラーシカスタイルのこの髪型……
ここからはとりあえず感想を語る上で知っておけばだいたいわかるであろう3人の主人公とも言うべきメインキャラを紹介する。一応この作品はこの3人を主軸として描かれている。
空気主人公 見た目 ゴミ 性格 虚無
そしてこのイガグリ頭鉄腕アトムモドキが(以下略称アトム)今作の円堂守ポジションの主人公である稲森明日人という男である。
はっきり言っておくとこいつはこの作品において主人公ながら目立つ活躍はほとんど無く、ストーリーの根幹を閉める"アレスシステム"に対して全く知ろうとしないどころかアレスシステムの被害者であったり当事者であるライバルポジションの(下記に詳しく書く)灰崎祥吾や野坂悠馬に対して
サッカーは楽しい!俺たちと楽しいサッカーしよう😄😄😄😄😄😄
とひたすら自分の意見を押し付けるサイコパス野郎でありひたすら無印イナズマイレブンの登場人物である鬼道などによいしょよいしょと担ぎあげられた男である。
正直こいつに対しては感情移入どころか嫌悪感しか抱かなかった。
せめて1話でなぜサッカーをするのかや目標などをしっかりと発言させておきアレスシステムに対してもう少し関わらせておけばこのような事にはならなかったと思われる。彼もまた脚本の被害者なのだ……
多分オリオンで脚本に殺される
2人目のメインキャラ 灰崎祥吾
次に2人目のメインキャラであり影の主人公とも呼べる存在がこの灰崎祥吾というキャラクターであり僕がこの作品において唯一感情移入して見ることのできたキャラクターである。
初見ではCV神谷浩史という印象しか抱かなかったがこのキャラクターだけメインキャラ3人組の中で唯一詳しく過去や因縁、なぜサッカーをするのかそして成長していく様がギリギリ描かれていたため不快感無く見ることができた。
(まぁうんこ味のカレーとカレー味のうんことうんこ味のうんこの中ではうんこ味のカレーがマシか……?ぐらいの差ではあるが)
どっちも嫌です……
そして彼にはアレスシステムの直接的被害者である幼なじみの実質ヒロインの宮野茜(こいつの名前wikiにすら載ってなかった)
との淡い恋愛要素や後述する最後のメインキャラである野坂悠馬による執拗なねっとりNTR描写にはさすがの僕の息子が盛り上がらざるを得なかった。
僕は原作キャラが原作キャラにNTRされる展開は嫌いです
そして彼の必殺技シュートであるオーバーヘッドペンギンは改悪とダサい妖怪ウォッチ直伝のネーミングばかりのアレスに置いては比較的かっこいい技なのも高評価ポイントである。
世界編でも彼の活躍に期待したい。しかしこの灰崎祥吾という男、アレスでだいたいの自己問題は解決してしまっているのでオリオン編で脚本にいいように使われて殺されそうで心配である。
脚本に愛されし3人目のメインキャラ腐女子に向けてのアプローチが凄いんじゃ……
そして3人のメインキャラで最後となる男がこの野坂悠馬というキャラクターである。今作の黒幕となるアレスシステムによって教育された完璧人間であるが、アレスシステムの教育の際に使用される薬には多大な副作用があるということを自身の脳にできた脳腫瘍を世間に提示することでアレスシステムを実質1人で壊滅させた?(今作ではほんとに終わったのか最終回では描かれなかった。ゴミ)
見た目、性格、設定とともに明らかにイガグリ頭KY主人公の稲森よりも優遇されたキャラクターであり脚本の寵愛を一身に受けた存在と言える。
単純に言えば鬼道とヒロトのいい所だけを合体させました〜みたいなキャラクターである。
きっと次の世界編でも脚本家の寵愛を受けて大活躍するのだろう。このキャラクターにそこまでの魅力があるかと問われればもちろんないが世界編に期待である。
アレスシステムとは
電機メーカー「月光エレクトロニクス」が開発した新世代教育プログラム。 アレスシステムとも。 幼少期から遺伝子レベルを分析することで、スーパーコンピュータ「AR2000」による最適なプログラムを提案してから英才教育を受ける。 この教育を修了した者はどんなことも完璧にこなす人間になれると言われている。(pixiv百科事典よりコピペ)
パッと見何にも問題なさそうな素敵な教育プログラムに見えるがこの教育に使用される薬がどうやらヤバいわよヤバいわよらしく
(というかイナズマイレブン敵に違法ドーピングや薬物キメさせる展開大好きですね…それしか考えられんのかこの猿ゥ!)
野坂悠馬率いる王帝月ノ宮中というチームは軒並みこの教育プログラムを受けており、また灰崎祥吾の幼なじみである宮野茜はこの薬をキメてしまったことにより感情が無くなり、歩くことや喋ることが出来なくなった模様である。しかし最終回付近で私は少し前から回復していた!灰崎くぅん!あなたのサッカーを取り戻してぇ!(笑)的なご都合展開が展開される。
ちなみに薬が副作用云々は最終回付近になるまでわからなかった。ゴミ。
そして灰崎祥吾はよくわからんけどお前らが悪いんだろ!という理由でアレスシステムの事を恨み、復讐心を糧にサッカーをしていた。なんでサッカーなんかしてんの?
これがイナズマイレブンアレスの天秤の八割である。この3人とアレスシステムを話した時点でほぼ終わりである。
26話あるのだが話の内容は全く努力している描写の雷門中が無印ファンをおびき寄せるためだけに用意された無印キャラクター率いるチームをいつ覚えたかわからん必殺技とふざけた戦術&随所随所に挟み込まれる寒いギャグの繰り返しでぽんぽん勝っていくだけの展開である。最高級の素材、そして最高級の声優を用意したにも関わらずここまでつまらない&要所要所イライラさせる脚本の作品を作ることができるのは天才だと言えるだろう。
ここからはこの作品の悪い所と良い所の2つで評価したい
まずはいい所から
イナイレアレスよかった所その①
灰崎×宮野茜という幼なじみカップルに入り込んでくる間男、野坂悠馬が繰り広げる濃厚なNTR演出
ここかわいかった
さっきも述べたがアレスの天秤7話においてアレスシステムの後遺症で入院している宮野茜の見舞いに来た灰崎は幼なじみの宮野が昔から好きだったクマの人形を見舞いの品として渡す。
ド定番すぎる……
しかし灰崎が見舞いから帰った次の瞬間、入れ替わるように野坂悠馬が宮野茜の病室に入室。そして灰崎が置いていったクマのぬいぐるみに対して
と言い放ち
ゴミ箱!?!?!?!?他人の物を!?嘘やろ?
そしてクマをゴミ箱に捨てた後「茜ちゃんはもうこっちの方が良いよね…」(確かこんなセリフやった気がする)と花束を差し出す。
すると灰崎が見舞いに来ていた時は笑う所か一言も話さなかった宮野茜はニコニコしている。
こんなの……こんなの完全にNTR演出じゃないか……やめろ……俺はイナズマイレブンにそんなの求めちゃいないんだ……!
でも僕の息子は興奮していました。
息子にだけは正直に生きていたいのでここはアレスの天秤における数少ない息子からすると良いシーンでした。
イナイレアレスよかった所その②
白恋中とはイナズマイレブン2⃣にて登場した大人気キャラクターであり超重要キャラクターの吹雪士郎が所属していた中学校であり、今回のアレスの天秤ではパラレルワールドとのことで雪崩によった死去した双子の弟である吹雪アツヤが存在している。
そんな中突然出てきたのがこの白兎屋なえという萌え萌えキャラクターである。
完全にキモオタかつロリコン向けに作られたとしか思えないデザイン&声優。
多分監督の日野晃博も僕達キモオタと同じように
んほぉ〜!この水瀬いのりボイスたまんねぇ〜❗❗❗となって作成したキャラクターに違いない
監督や作画班も気合いが入っているのかこの子だけ異常な程作画が良くアニメを1.4倍速でずっと見ていた僕も突然の萌え要素に気分も息子もスタンダップスタンダップ立ちあがリーヨしたので
1.4倍速で見ることを中止し普通の速度でこの子が出てきた16話を中腰でしっかりと視聴したのであった。白恋中との試合もかなり適当でん?とイライラすることもあったがこの子がいたおかげでプラマイゼロくらいにはなっていた気がする。そうであって欲しい。
まぁアレスの天秤でのいい所なんてこの2つくらいである。
次は悪いところを紹介する。
その①主人公が空気すぎる
多分これはオリオンの画像だが、まさにこんな感じストーリーの蚊帳の外なのだ。
主人公であるイガグリアトムが完全に灰崎と野坂と比較するとシナリオの根幹であるアレスシステムに対して無関係なためどうしても要らない子のように感じられる脚本がまずダメな所として挙げられるだろう。主人公がサッカーやってる理由が本当にアレスシステムに全くと言っていいほど関係がないため、灰崎に対して鬱陶しく絡むサイコパスアトムというように視聴者からは写ってしまうのだ。
せめてアレスの天秤側が新生雷門中に対してサッカーをやる邪魔や阻止をしていればイガグリアトムもアレスシステムに対して絡んでいけたというのに……
日野、俺に脚本任せてくれないか?
その②脚本にカタルシスがない
イナズマイレブンの良いところは前作の無印を見てもらえばきっとわかってもらえるだろうがめちゃくちゃ強い相手に大差をつけられボロ負けしたとしても主人公の円堂を中心として必死に特訓や練習を積み上げ、そしてそれが本番である試合で初めて必殺技や戦略が成功して何とか逆転勝利。これがカタルシスを産みストーリーを面白くしているのだ。
泥臭く汗にまみれながら頑張るのが持ち味だったはずがアレスはどうだろう。アトムを筆頭とした登場人物は監督である似非中国人の監督の適当な戦術を努力している様子もなく(大体の特訓は試合中の回想で振り返りしかされなかった)必殺技や戦術をポンポンと思いつきのように覚えて苦戦せず相手と互角に戦うためはっきり言うと面白くもなんともないのだ。
こいつが似非中国人の監督。こいつを有能に見せたくて必死になっているというのが脚本の感想であった。ひたすらつまらないセクハラ親父ギャグばかりを連発するまさに今のイナズマイレブンに関わっているおじさんの悪いところ詰め込んだようなキャラクターである。
思い入れの全くない初見の必殺技を見たとしても何それ?という感想を抱くだけでありまた練習や特訓もほとんど回想の30秒程度で済まされるため、ワクワクすることもなく本当に試合している時間が見ていて苦痛で仕方なかった。
またアレスの天秤は基本的に点数の重みがほとんど無く、無印イナズマイレブンでは主人公である円堂が守っていたにも関わらず相手の強力なシュートを決められてしまうと絶望感が凄かったものだが今回のアレスの天秤では基本的にゴールキーパーは皆ザルで「あ、点取られちゃった?いいよいいよ相手から簡単に取れるから〜」というような感じなのである。キーパーは基本的にシュートの引き立て役でしか無くどのような試合でもシュートを止めるかとめないかの駆け引き演出が無くつまらないものであった。
なぁ日野、お前このイナズマイレブンって船から降りろ
その③圧倒的な原作キャラレイプ
まぁこれに尽きるのだがひたすら原作キャラクターを蔑ろにしているのである。
見て欲しいのがこの比較である
どちらが2018年に放送されたイナズマイレブンでしょーか?
答えはこっち!
なんやお前その真顔は
魔神出した意味無いやんけ
10年以上前のアニメに迫力も作画も負けてて恥ずかしいとか無いんか?
まぁ作画などは現在のアニメ業界を取り巻く財政環境を見ると難しいのだろうがせめて必殺技やキャラクターの性格などは守って欲しかったところである。
高さを足してみちゃった皇帝ペンギン2号はさすがに困惑してしまった。皇帝ペンギンに高さを加えてしまったらそれはもう皇帝ペンギン3号では……?
他にも何故か吹雪兄弟の代表する必殺技であるエターナルブリザードが封印されていた、ひたすらアトムをかつぎ上げる太鼓持ちのポジションとなった鬼道全然悪い事しない影山などなど沢山の憤慨する所があった。
大体の原作キャラクターや元からあった必殺技などは基本的にアレスの天秤出出てくる新キャラクターや新必殺技の踏み台となるべくして用意されたものでありこんなことになるのなら出てきて欲しくなかったというのが正直な所である
総評
無印イナズマイレブンが見た目オンボロ中身骨太だったと言うならこのイナズマイレブン アレスの天秤という作品は見た目ピカピカ中身オンボロである。
ほんとに見るのは時間の無駄であり見た後はあれ…俺イナズマイレブン見たっけ?と虚無を体感出来ること間違いなしである。イナズマイレブン味のうっすーいスープ飲んでるような気分にさせてくれる。
これ見るくらいなら無印イナズマイレブンをもう一度再放送した方が視聴率は取れたのではないかと思われる。
可哀想なのはイナズマイレブンを愛する歴史ある腐女子達である。
僕はある程度この作品は無印イナズマイレブンを超えてくるようなことは絶対にないんだろうな…と半ば諦めの精神で見ていたのに対して腐女子達のアレスの天秤はそれこそ長年雨乞いをしていた所にちょうど降ってきた恵みの雨と言ったところだろうか。
当時リアタイしていた彼女たちには同情せざるを得ない。長年待ち望んでいた恵みの雨がまさか酸性雨だったとは夢にもおもわないだろう。
僕は一応アレスの天秤の続編である世界編となるオリオンの刻印編も見ようとは思ってはいるがこのアニメ、何やら遊戯王ARC-⚫やけものフレンズ⚫に
似た過去キャラレイパーアニメ特有の噎せ返るような下水の臭いがするので一旦無印の方のイナズマイレブン世界への挑戦編を見てから挑もうと思う。
おしまい。
追記
僕はFGOというクソソシャゲの名前を聞いただけで肌を掻きむしりたくなるようなアレルギー症状が出てくるのですがアレスの天秤を見て僕がイナズマイレブンに対して失望しかかっていた時にこんな画像がTwitterに流れてきました。
さすがは天下の大ソシャゲ、FGOさんだなぁ…売上81%減でもピンピンしてやがる……確実に僕が弱ったところをぶっ殺しにかかってきてる……!